目的別パソコンパーツカスタマイズ – クリエイター向けパソコン

目次

クリエイター向けPCの選び方、カスタマイズ方法

プロ仕様はハイエンドを志向

あなたがもしクリエイティブな作業をしているとして、
パソコンを買い替えるとするなら
基本的にはハイエンドを志向してパソコンをすることをお勧めします。
なぜなら作業がストレスになる可能性を少しでも減らせるからです。

また、あなたがもしクリエイティブな事を始めたいなら、
購入するパソコンは予算や用途に応じて検討する必要があります。
まずは他の用途と合わせてカスタマイズをするといいでしょう。

ひとくちにクリエイティブな作業と言いますが…

クリエイティブな作業とひとくちには言うものの、
大枠では
・音楽制作
・絵画制作
・動画制作
・設計
・製図
・プログラミング/コーディング
などの利用が考えられます。

以下で主な作業である
音楽制作/絵画制作/動画制作/設計・製図について
カスタマイズ案を検討します。

音楽制作向けパソコン

どのクリエイター向けパソコンにも言えますが、
スペックの選定は基本的にソフトありきなところがあります。

例えば音楽作成の現場でMacが圧倒的に利用されているのは、
生産性の高いソフトが昔から存在していたからであり
そういった意味ではBTOで構築するパソコンとは
一見、縁遠い部分もあります。

ここではオーディオ用パソコンを紹介しておきたいと思います。
音楽制作ソフトもオーディオ用ソフトも、
マシンパワー自体はさほど必要としません。
メモリは多くて8GBで足りるでしょうし、
CPUはCore-i5クラスで十二分と言えます。

問題はサウンドカードの選択で、
メーカーはCreativeやONKYO、
マザーボードでの音響に定評があり、
サウンドカードも生産しているASUSも人気のメーカーです。
この辺りのメーカーのレビューを参考にして買うか、
あるいは最近はやりのUSBダックを利用すると言う手もあります。

また、細々としたファイルの読み書きが頻発するので
SSDを搭載するとストレスなく作業を進められるでしょう。

絵画制作向けパソコン

絵画作成というもののいわゆるデジタルアートつまりCG作成です、
こちらはadobeのイラストレーターやsai
gimpなどを使うものと思われますが、
これらのソフトは画像サイズやレイヤの枚数で、
生データのファイルのサイズが大きく異なります。

また3DCGを作成する際にはレンダリングの負荷がかかるため
ビデオカードの搭載が不可欠になってきます。

CPUはCore-i5クラス、メモリは8GB以上を基本軸に
3DCGの場合はメモリ16GB辺りまで積んだ方がいいでしょう。

また、搭載するビデオカードは
当然使用するソフトウエアが対応するものがよく
例えばadobeの各ツールはCUDAに対応していますし、
CS6からはAMDがOpenCLの3Dアクセラレーションに対応しています。

こちらはこまめなファイルの読み書きをあまり要求されませんが、
大きなファイルそこそこの頻度で読み書きされるケースなので
やはりSSDを使う方がストレスなく作業できるでしょう。

動画制作向けパソコン

動画作成向けパソコンは3Dだろうとなかろうと、
メモリを32GBまで積むことをソフト側で推奨している事が多いです。
要は1コマごとにバッファ(メモリ)側にデータを格納して、
シームレスに作業を進めることを基調としているからです。

一方でCPUに関しては同世代のi7とi5では
ソフトによっては差がないと言う話もあるので
ソフトの推奨スペックを参考にしましょう。
マルチコアであれば差がないですが
HT対応であればi7を使用した方がいいと思われます。

またビデオカードもソフトウエアがサポートしているなら、
積極的に搭載していきたいところです。

ファイルについては巨大なものが多いため、
読み書きの頻度を考えると少し不安な点もあるため
作業用ファイルを格納するストレージを
SSDとして、RAID0+1で2系にするという方法が安全でしょう。

設計・製図

設計や製図ですが3Dとそうでないもので大きな差があります、
3Dだとレンダリングの関係でビデオカードの利用が必須です。
特にこの分野ではソフトウエアトラブルに対応しやすくするため
プロフェッショナル仕様のビデオカードにしか
対応していないソフトウエアもたくさんあるため注意しましょう。

SSDの運用も動画向けパソコンと同じように、
RAID0+1の2系にした方がいいでしょう。

まとめ

クリエイター向けパソコンのカスタマイズは、
まず利用するソフトありきと言えます。

また、ユーザーのレベルによっても
パソコンにかけていい金額・かけるべき金額は異なってくるので
同じジャンルのクリエイターのスペックを参考にするのも手でしょう。

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