初心者でも迷わない 映像配信向けPCの正しい選び方

目次

映像配信に必要なPCスペックとは

映像配信に必要なPCスペックとは

配信プラットフォームが求める最低ラインを知る

映像配信を始めるにあたって、まず理解しておくべきなのは配信プラットフォームごとに推奨されるスペックが異なるという事実です。

YouTubeライブやTwitchでフルHD配信を行う場合、エンコード処理を担うCPUやGPUに一定以上の性能が求められることが分かっています。

配信ソフトとしてOBS Studioを使用するケースが多いのですが、このソフトウェアは映像のエンコードと同時にゲームプレイや他のアプリケーションを動作させるため、システム全体のリソースを大きく消費してしまいますよね。

配信の品質を左右する要素として、ビットレートと解像度、フレームレートの3つが特に重要。

なぜなら、これらのパラメータが高くなるほど視聴者に届く映像は美しくなる一方で、PC側の処理負荷は指数関数的に増大するからです。

フルHD(1920×1080)で60fpsの配信を行う場合、ビットレートは6000kbps程度が推奨されますが、この設定でスムーズに配信するには相応のハードウェア性能が必要になります。

エンコード方式で変わる必要スペック

配信時のエンコード方式には大きく分けてソフトウェアエンコードとハードウェアエンコードの2種類が存在します。

ソフトウェアエンコードはCPUのみで処理を行うため画質面では優れていますが、CPU負荷が極めて高くなる特性があります。

一方のハードウェアエンコードはGPUに搭載された専用エンコーダー(NVIDIAのNVENCやAMDのVCE)を使用するため、CPU負荷を大幅に軽減できるのが魅力です。

現在の配信環境ではハードウェアエンコードが主流となっており、特にNVIDIA製GPUのNVENCは画質と処理速度のバランスに優れていることから多くの配信者に支持されています。

GeForce RTX 50シリーズではさらに進化した第5世代のエンコーダーが搭載され、AV1コーデックにも対応したことで、より低ビットレートで高画質な配信が可能になりました。

同時作業を見据えた余裕あるスペック選び

配信中には映像のエンコードだけでなく、チャット欄の確認やブラウザでの情報検索、BGMの再生、場合によっては動画編集ソフトの起動など、複数のタスクを並行して処理する必要があります。

「配信だけできればいい」という考え方では、実際の運用時に動作が重くなったり、配信が途切れたりするかもしれません。

私自身の経験から言えば、配信用PCには最低でも推奨スペックの1.5倍程度の性能を持たせることをおすすめします。

これにより突発的な負荷増加にも対応でき、長時間の配信でも安定したパフォーマンスを維持できるのです。

CPUの選び方

CPUの選び方

配信に最適なCPUの条件

映像配信においてCPUは心臓部ともいえる存在であり、その選択が配信品質を大きく左右します。

コア数とスレッド数が多いCPUほど配信には有利で、特にソフトウェアエンコードを併用する場合や、ゲーム配信を行う際には8コア16スレッド以上が望ましいでしょう。

Intel系ではCore Ultra 7 265KやCore Ultra 9 285Kが配信用途に適しています。

これらのCPUは最新のLion Cove+Skymontアーキテクチャを採用し、マルチスレッド性能が大幅に向上しているため、配信ソフトとゲームを同時に動作させても余裕があります。

特にCore Ultra 7 265Kはコストパフォーマンスに優れており、初めて配信用PCを組む方にとって魅力的な選択肢といえます。

AMD系ではRyzen 7 9700XやRyzen 7 9800X3Dが人気を集めています。

Zen5アーキテクチャの恩恵により、前世代と比較してシングルスレッド性能とマルチスレッド性能の両方が向上しました。

特にRyzen 7 9800X3Dは3D V-Cacheを搭載しており、ゲーム配信において圧倒的なパフォーマンスを発揮することもないですし、配信専用機として使用することもできます。

最新CPU性能一覧


型番 コア数 スレッド数 定格クロック 最大クロック Cineスコア
Multi
Cineスコア
Single
公式
URL
価格com
URL
Core Ultra 9 285K 24 24 3.20GHz 5.70GHz 43031 2479 公式 価格
Ryzen 9 9950X 16 32 4.30GHz 5.70GHz 42785 2281 公式 価格
Ryzen 9 9950X3D 16 32 4.30GHz 5.70GHz 41817 2272 公式 価格
Core i9-14900K 24 32 3.20GHz 6.00GHz 41110 2371 公式 価格
Ryzen 9 7950X 16 32 4.50GHz 5.70GHz 38579 2090 公式 価格
Ryzen 9 7950X3D 16 32 4.20GHz 5.70GHz 38503 2060 公式 価格
Core Ultra 7 265K 20 20 3.30GHz 5.50GHz 37270 2369 公式 価格
Core Ultra 7 265KF 20 20 3.30GHz 5.50GHz 37270 2369 公式 価格
Core Ultra 9 285 24 24 2.50GHz 5.60GHz 35641 2210 公式 価格
Core i7-14700K 20 28 3.40GHz 5.60GHz 35500 2247 公式 価格
Core i9-14900 24 32 2.00GHz 5.80GHz 33752 2221 公式 価格
Ryzen 9 9900X 12 24 4.40GHz 5.60GHz 32894 2250 公式 価格
Core i7-14700 20 28 2.10GHz 5.40GHz 32526 2114 公式 価格
Ryzen 9 9900X3D 12 24 4.40GHz 5.50GHz 32416 2206 公式 価格
Ryzen 9 7900X 12 24 4.70GHz 5.60GHz 29247 2051 公式 価格
Core Ultra 7 265 20 20 2.40GHz 5.30GHz 28533 2168 公式 価格
Core Ultra 7 265F 20 20 2.40GHz 5.30GHz 28533 2168 公式 価格
Core Ultra 5 245K 14 14 3.60GHz 5.20GHz 25444 0 公式 価格
Core Ultra 5 245KF 14 14 3.60GHz 5.20GHz 25444 2187 公式 価格
Ryzen 7 9700X 8 16 3.80GHz 5.50GHz 23080 2225 公式 価格
Ryzen 7 9800X3D 8 16 4.70GHz 5.40GHz 23068 2104 公式 価格
Core Ultra 5 235 14 14 3.40GHz 5.00GHz 20850 1870 公式 価格
Ryzen 7 7700 8 16 3.80GHz 5.30GHz 19500 1948 公式 価格
Ryzen 7 7800X3D 8 16 4.50GHz 5.40GHz 17726 1826 公式 価格
Core i5-14400 10 16 2.50GHz 4.70GHz 16041 1788 公式 価格
Ryzen 5 7600X 6 12 4.70GHz 5.30GHz 15284 1993 公式 価格

Intel vs AMD、配信用途での比較

配信用途においてIntelとAMDのどちらを選ぶべきかとお悩みの方は多いのではないでしょうか。

結論から言えば、ゲーム配信ならAMD、雑談配信や作業配信ならIntelという選び方が現実的です。

CPU コア/スレッド 基本クロック ブーストクロック TDP 配信適性
Core Ultra 7 265K 20コア/20スレッド 3.9GHz 5.5GHz 125W
Core Ultra 9 285K 24コア/24スレッド 3.7GHz 5.7GHz 125W
Ryzen 7 9700X 8コア/16スレッド 3.8GHz 5.5GHz 65W
Ryzen 7 9800X3D 8コア/16スレッド 4.7GHz 5.2GHz 120W
Ryzen 9 9950X 16コア/32スレッド 4.3GHz 5.7GHz 170W

AMDのRyzenシリーズはゲーム性能に優れ、特にX3Dモデルは大容量キャッシュによってフレームレートが安定する傾向にあります。
ゲーム画面をキャプチャしながら配信する場合、この安定性が視聴者にとって快適な視聴体験につながるのです。
一方、IntelのCore Ultraシリーズは統合NPUを搭載しており、AI処理を活用した配信エフェクトやリアルタイム翻訳などの機能を使用する際に優位性があります。

パソコン おすすめモデル5選

パソコンショップSEVEN ZEFT R60GW

パソコンショップSEVEN ZEFT R60GW
【ZEFT R60GW スペック】
CPUAMD Ryzen9 9950X3D 16コア/32スレッド 5.70GHz(ブースト)/4.30GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060Ti 16GB (VRAM:16GB)
メモリ64GB DDR5 (32GB x2枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースLianLi O11D EVO RGB Black 特別仕様
CPUクーラー空冷 サイズ製 空冷CPUクーラー SCYTHE() MUGEN6 BLACK EDITION
マザーボードAMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0
電源ユニット750W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R60GW

パソコンショップSEVEN ZEFT R63H

パソコンショップSEVEN ZEFT R63H
【ZEFT R63H スペック】
CPUAMD Ryzen9 9950X 16コア/32スレッド 5.70GHz(ブースト)/4.30GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070 (VRAM:12GB)
メモリ32GB DDR5 (16GB x2枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake S200 TG ARGB Plus ホワイト
CPUクーラー水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II White
マザーボードAMD B850 チップセット MSI製 PRO B850M-A WIFI
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R63H

パソコンショップSEVEN ZEFT R61GS

パソコンショップSEVEN ZEFT R61GS
【ZEFT R61GS スペック】
CPUAMD Ryzen7 9800X3D 8コア/16スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060Ti 16GB (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースNZXT H6 Flow White
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400 DIGITAL WH
マザーボードAMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0
電源ユニット750W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R61GS

パソコンショップSEVEN ZEFT R60CPA

パソコンショップSEVEN ZEFT R60CPA
【ZEFT R60CPA スペック】
CPUAMD Ryzen7 9800X3D 8コア/16スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070Ti (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (16GB x2枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7400Gbps/7000Gbps Crucial製)
ケースAntec P20C ブラック
CPUクーラー水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black
マザーボードAMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (CWT製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R60CPA

パソコンショップSEVEN ZEFT R55D

パソコンショップSEVEN ZEFT R55D

高速化を求めるユーザー向け、プロレベルを駆け抜けるゲーミングPC
ハイスピード32GB DDR5メモリに1TB NVMe SSD、迅速な応答時間でゲームも作業もスムーズに
スタイリッシュで機能美を備えた白い流線型ケースが部屋を次世代の戦場へと変えるマシン
最新のRyzen 9を搭載し、処理速度が大幅にアップした高性能CPUで競合をリード

【ZEFT R55D スペック】
CPUAMD Ryzen9 7900X 12コア/24スレッド 5.60GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX4060Ti (VRAM:8GB)
メモリ32GB DDR5 (16GB x2枚 Micron製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースDeepCool CH510 ホワイト
CPUクーラー水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black
マザーボードAMD B650 チップセット ASUS製 TUF GAMING B650-PLUS WIFI
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
OSMicrosoft Windows 11 Pro
パソコンショップSEVEN ZEFT R55D

予算別おすすめCPU構成

予算10万円以下でCPUを選ぶ場合、Core Ultra 5 235FまたはRyzen 5 9600が現実的な選択肢になります。

これらは6~8コアを搭載し、フルHD配信であれば十分な性能を持っています。

ただし、ゲーム配信を行う場合は設定を調整する必要があるかもしれません。

予算15万円前後ならCore Ultra 7 265KまたはRyzen 7 9700Xを選択しましょう。

この価格帯になると配信とゲームの同時実行でもストレスを感じることはほとんどなく、4K配信にも対応できる処理能力を備えています。

予算20万円以上を投じられるなら、Core Ultra 9 285KやRyzen 9 9950X、Ryzen 7 9800X3Dといったハイエンドモデルを検討する価値があります。

これらのCPUは複数の配信を同時に行ったり、配信しながら動画編集を行ったりする場合もありますが、一般的な配信用途を考えると充分に余裕があって不満は感じません。

グラフィックボードの選び方

グラフィックボードの選び方

配信におけるGPUの役割

グラフィックボードは配信において二つの重要な役割を担っています。

一つはゲーム映像のレンダリング、もう一つはハードウェアエンコードによる配信データの生成です。

高性能なGPUを搭載することで、CPUの負荷を大幅に軽減しながら高画質な配信が実現できるのが最大のメリットといえます。

GeForce RTX 50シリーズは配信用途において革新的な進化を遂げました。

Blackwellアーキテクチャの採用により、第5世代のエンコーダーが搭載され、AV1コーデックでの配信が可能になっています。

AV1は従来のH.264と比較して同じビットレートでより高画質な映像を配信できるため、回線速度に制限がある環境でも美しい映像を視聴者に届けられるのです。

NVIDIA vs AMD、配信での実力差

配信用途においてNVIDIAとAMDのどちらを選ぶべきかという問いに対しては、現時点ではNVIDIA製GPUに軍配が上がると言わざるを得ません。

NVIDIAのNVENCエンコーダーは配信ソフトとの互換性が高く、OBS StudioやXSplitといった主要な配信ソフトで最適化されているからです。

GeForce RTX 50シリーズの中でも、RTX 5070TiとRTX 5060Tiが配信用途では特に人気を集めています。

RTX 5070Tiは4K配信にも対応できる処理能力を持ち、重量級のゲームタイトルを最高設定でプレイしながら配信することも可能です。

一方、RTX 5060TiはフルHD配信に最適化されており、価格と性能のバランスが取れた選択肢として多くの配信者に支持されています。

Radeon RX 90シリーズも配信用途で使用できないわけではありません。

RX 9070XTやRX 9060XTはFSR 4に対応し、機械学習ベースのアップスケーリング技術によってゲーム性能を向上させることができます。

ただし、配信ソフトとの相性やエンコーダーの成熟度を考慮すると、配信を主目的とするならNVIDIA製GPUを選んだ方が無難でしょう。


配信スタイル別GPU選択ガイド

配信するコンテンツの種類によって、必要なGPU性能は大きく変わってきます。

雑談配信やお絵描き配信など、GPU負荷が低いコンテンツであればRTX 5060で十分な性能を発揮します。

この価格帯でもNVENCエンコーダーは搭載されているため、フルHD 60fpsの配信は問題なく行えるのです。

ゲーム配信を行う場合は、プレイするタイトルの要求スペックに応じてGPUを選択する必要があります。

ApexLegendsやVALORANTといった競技性の高いタイトルを配信するなら、RTX 5070以上を選ぶことで高フレームレートを維持しながら配信できます。

一方、原神やスターレイルのようなグラフィック重視のタイトルでは、RTX 5070TiやRTX 5080を選択することで、最高画質設定でのプレイと配信を両立できるでしょう。

GPU VRAM 推奨配信解像度 適したゲームジャンル 価格帯
RTX 5060 8GB フルHD 軽量級ゲーム、雑談配信 エントリー
RTX 5060Ti 12GB フルHD~WQHD 中量級ゲーム ミドル
RTX 5070 12GB WQHD 重量級ゲーム ミドルハイ
RTX 5070Ti 16GB WQHD~4K 最新AAA級タイトル ハイエンド
RTX 5080 16GB 4K 4K最高設定ゲーム 最上位

4K配信を視野に入れているなら、RTX 5070Ti以上が必須となります。
4K解像度では処理するピクセル数がフルHDの4倍になるため、GPU性能に余裕がないとフレームレートが低下したり、配信が不安定になったりするかもしれません。

メモリ容量の決め方

メモリ容量の決め方

配信に必要なメモリ容量の実態

メモリ容量は配信の安定性に直結する要素であり、不足すると配信が途切れたり、システムがフリーズしたりする原因になります。

配信用PCには最低でも32GBのメモリを搭載すべきというのが、私の経験に基づいた結論です。

配信ソフトのOBS Studioは通常2~4GB程度のメモリを消費しますが、これに加えてゲームやブラウザ、Discord、音楽再生ソフトなどを同時に起動すると、簡単に20GBを超えるメモリ使用量になってしまいますよね。

16GBのメモリでも配信自体は可能ですが、長時間の配信や複数のアプリケーションを使用する場合、メモリ不足によるパフォーマンス低下が発生する可能性が高いのです。

パソコン おすすめモデル4選

パソコンショップSEVEN ZEFT Z56Q

パソコンショップSEVEN ZEFT Z56Q
【ZEFT Z56Q スペック】
CPUIntel Core Ultra7 265F 20コア/20スレッド 5.30GHz(ブースト)/2.40GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060 (VRAM:8GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースNZXT H6 Flow White
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z56Q

パソコンショップSEVEN ZEFT Z58G

パソコンショップSEVEN ZEFT Z58G
【ZEFT Z58G スペック】
CPUIntel Core i7 14700F 20コア/28スレッド 5.30GHz(ブースト)/2.10GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5050 (VRAM:8GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake Versa H26
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400
マザーボードintel B760 チップセット ASRock製 B760M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z58G

パソコンショップSEVEN ZEFT Z57S

パソコンショップSEVEN ZEFT Z57S
【ZEFT Z57S スペック】
CPUIntel Core Ultra7 265F 20コア/20スレッド 5.30GHz(ブースト)/2.40GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070Ti (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (16GB x2枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースCoolerMaster MasterFrame 600 Black
マザーボードintel Z890 チップセット ASRock製 Z890 Steel Legend WiFi
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (CWT製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z57S

パソコンショップSEVEN ZEFT Z47CD

パソコンショップSEVEN ZEFT Z47CD

ハイエンドなパフォーマンスを望む玄人に贈る、圧巻ゲーミングPC
Core i9とRTX 4060Tiが織り成す、驚異のスペックバランスに注目
シンプルかつクール、スチールのミドルタワーケースが印象的なマシン
プロ級のエンスージアストを魅了する、最新Core i9搭載PC

【ZEFT Z47CD スペック】
CPUIntel Core i9 14900F 24コア/32スレッド 5.40GHz(ブースト)/2.00GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX4060Ti (VRAM:8GB)
メモリ128GB DDR5 (32GB x4枚 Micron製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake Versa H26
マザーボードintel B760 チップセット ASRock製 B760M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (内蔵)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z47CD

DDR5メモリの選択が当たり前に

現在の配信用PC構成では、DDR5メモリの採用が当たり前になっています。

Core Ultra 200シリーズもRyzen 9000シリーズもDDR5メモリに対応しており、DDR4を選択する理由はほとんど存在しません。

DDR5-5600が主流の規格となっており、この速度があれば配信用途で帯域幅が不足することはないでしょう。

メモリメーカーの選択も重要なポイントです。

BTOパソコンを購入する際には、Micron(Crucial)、GSkill、Samsungといった信頼性の高いメーカーのメモリを選択できるショップを選びましょう。

これらのメーカーは品質管理が徹底されており、長期間の使用でも安定した動作が期待できます。

32GB vs 64GB、どちらを選ぶべきか

配信用途において32GBと64GBのどちらを選ぶべきかは、配信スタイルによって変わってきます。

ゲーム配信のみを行い、配信中に動画編集などの重い作業を行わないのであれば、32GBで十分です。

実際、多くの人気配信者も32GB構成で問題なく配信を続けています。

一方、配信しながら動画編集を行ったり、複数の仮想マシンを動作させたり、大量のブラウザタブを開いたりする場合は、64GBを選択した方が安心です。

特にAfter EffectsやPremiere ProといったAdobe製品を使用する場合、メモリ容量が多いほど作業効率が向上することが分かっています。

予算に余裕があるなら、最初から64GBを搭載しておくのも一つの選択肢です。

後からメモリを増設することも可能ですが、BTOパソコンの場合は保証の関係で自分で増設するのをためらう方もいるのではないでしょうか。

初期構成で64GBを選んでおけば、将来的なアップグレードの手間を省けます。

ストレージ構成の最適解

ストレージ構成の最適解

システム用と録画用の分離が基本

配信用PCのストレージ構成では、システムドライブと録画データ保存用ドライブを分離するのが鉄則です。

配信の録画データは非常に大きなファイルサイズになるため、システムドライブと同じSSDに保存し続けると、あっという間に容量が不足してしまいますよね。

システムドライブにはPCIe Gen.4 SSDの1TBモデルを選択するのが現実的です。

Gen.5 SSDは確かに読み込み速度が14,000MB/sを超える驚異的な性能を持っていますが、発熱が非常に高く、大型ヒートシンクやアクティブ冷却が必要になります。

配信用途ではGen.4 SSDの7,000MB/s程度の速度があれば十分であり、コストパフォーマンスを考えてもGen.4を選択するのが賢明でしょう。

録画データ保存に最適なストレージ

録画データの保存用には、2TB以上の大容量SSDを追加で搭載することをおすすめします。

1時間の配信を録画すると、設定にもよりますが10~30GB程度のファイルサイズになることが一般的です。

毎日配信を行う場合、1ヶ月で300GB~900GB程度のストレージを消費する計算になります。

ストレージ構成 システムドライブ 録画用ドライブ 総容量 適した配信頻度
エントリー 1TB Gen.4 SSD 1TB Gen.4 SSD 2TB 週2~3回
スタンダード 1TB Gen.4 SSD 2TB Gen.4 SSD 3TB 週4~5回
ハイエンド 2TB Gen.4 SSD 4TB Gen.4 SSD 6TB 毎日配信
プロ仕様 2TB Gen.5 SSD 4TB Gen.4 SSD + 8TB HDD 14TB 毎日長時間配信

録画データを長期保存する場合は、外付けHDDやNASへの定期的なバックアップも検討しましょう。
SSDは書き込み回数に上限があるため、頻繁に大容量データを書き込む配信用途では、寿命を考慮した運用が必要になります。

SSDメーカー選びのポイント

BTOパソコンでストレージを選択する際には、メーカー指定ができるショップを選ぶことが重要です。

WD(WESTERN DIGITAL)、Crucial、キオクシアといった人気メーカーのSSDは、性能と信頼性のバランスが取れており、長期間の使用でも安心できます。

特にWDのBlackシリーズやCrucialのP5 Plusシリーズは、配信用途での実績が豊富で、多くの配信者に選ばれています。

これらのSSDは5年保証が付いていることが多く、万が一の故障時にも安心です。

一方、無名メーカーの格安SSDは初期不良率が高かったり、突然故障したりするリスクがあるため、配信という重要な用途では避けた方が無難でしょう。


冷却システムの重要性

冷却システムの重要性

パソコン おすすめモデル5選

パソコンショップSEVEN ZEFT Z56AG

パソコンショップSEVEN ZEFT Z56AG
【ZEFT Z56AG スペック】
CPUIntel Core Ultra7 265KF 20コア/20スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.90GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060 (VRAM:8GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースNZXT H6 Flow White
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400 DIGITAL WH
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z56AG

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55IF

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55IF
【ZEFT Z55IF スペック】
CPUIntel Core Ultra7 265F 20コア/20スレッド 5.30GHz(ブースト)/2.40GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070 (VRAM:12GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake S200 TG ARGB Plus ホワイト
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z55IF

パソコンショップSEVEN ZEFT Z58Q

パソコンショップSEVEN ZEFT Z58Q
【ZEFT Z58Q スペック】
CPUIntel Core Ultra5 235 14コア/14スレッド 5.00GHz(ブースト)/3.40GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060Ti 16GB (VRAM:16GB)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:5000Gbps/3900Gbps KIOXIA製)
ケースLianLi A3-mATX-WD Black
CPUクーラー水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z58Q

パソコンショップSEVEN ZEFT Z54W

パソコンショップSEVEN ZEFT Z54W
【ZEFT Z54W スペック】
CPUIntel Core Ultra7 265K 20コア/20スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.90GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5050 (VRAM:8GB)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake S200 TG ARGB Plus ホワイト
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400 DIGITAL WH
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z54W

パソコンショップSEVEN ZEFT Z47CD

パソコンショップSEVEN ZEFT Z47CD

ハイエンドなパフォーマンスを望む玄人に贈る、圧巻ゲーミングPC
Core i9とRTX 4060Tiが織り成す、驚異のスペックバランスに注目
シンプルかつクール、スチールのミドルタワーケースが印象的なマシン
プロ級のエンスージアストを魅了する、最新Core i9搭載PC

【ZEFT Z47CD スペック】
CPUIntel Core i9 14900F 24コア/32スレッド 5.40GHz(ブースト)/2.00GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX4060Ti (VRAM:8GB)
メモリ128GB DDR5 (32GB x4枚 Micron製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake Versa H26
マザーボードintel B760 チップセット ASRock製 B760M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (内蔵)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z47CD

配信時の発熱問題を理解する

長時間の配信では、PCの発熱管理が極めて重要になってきます。

CPUとGPUが高負荷状態で動作し続けるため、適切な冷却システムがないと熱暴走やパフォーマンス低下を引き起こしてしまいますよね。

特に夏場の配信では、室温の上昇も相まってPC内部の温度が危険なレベルまで上昇することもあります。

Core Ultra 200シリーズやRyzen 9000シリーズは、前世代と比較して発熱が抑制されているとはいえ、配信という高負荷用途では依然として強力な冷却が必要です。

CPUクーラーの選択を誤ると、サーマルスロットリングが発生してフレームレートが低下したり、配信がカクついたりするかもしれません。

空冷 vs 水冷、配信用途での選択

CPUクーラーには空冷と水冷の2種類がありますが、配信用途では空冷クーラーで十分な冷却性能が得られるというのが実情です。

DEEPCOOLやサイズ、Noctuaといったメーカーの高性能空冷クーラーは、ミドルレンジCPUであれば余裕を持って冷却できます。

水冷クーラーは確かに冷却性能に優れていますが、メンテナンスの手間やポンプ故障のリスクを考慮する必要があります。

特に簡易水冷の場合、2~3年でポンプの性能が低下したり、冷却液が蒸発したりすることもあるのです。

配信を生業とする場合、機材トラブルは収入に直結するため、信頼性の高い空冷クーラーを選択するのも一つの賢明な判断といえます。

ただし、Core Ultra 9 285KやRyzen 9 9950XといったハイエンドCPUを使用する場合は、280mm以上の大型水冷クーラーを検討する価値があります。

これらのCPUは高負荷時に150W以上の発熱を生じるため、空冷では冷却しきれない場合もあるからです。

ケース選びが冷却性能を左右する

CPUクーラーだけでなく、PCケースの選択も冷却性能に大きく影響します。

配信用PCでは、エアフローに優れたケースを選ぶことが冷却の基本です。

フロントに大型ファンを搭載でき、背面と天面に排気ファンを配置できるケースが理想的でしょう。

最近では2面または3面が強化ガラス製のピラーレスケースが人気を集めていますが、これらのケースはデザイン性に優れる反面、エアフローが制限される傾向にあります。

見た目を重視するか、冷却性能を重視するかは悩ましいところ。

配信用途では冷却性能を優先し、スタンダードなメッシュフロントケースを選択するのが無難です。

NZXTやLian Li、Antecといったメーカーのケースは、デザインと機能性のバランスが取れており、配信用PCに適しています。

特にNZXTのH7シリーズやLian LiのLANCOOL III、AntecのP20Cなどは、配信者の間で高い評価を得ているモデルです。

BTOパソコンと自作PCの選択

BTOパソコンと自作PCの選択

BTOパソコンのメリットとデメリット

配信用PCを入手する方法として、BTOパソコンの購入と自作PCの組み立てという2つの選択肢があります。

BTOパソコンの最大のメリットは、パーツの相性問題を気にせず、すぐに使い始められる点です。

初めて配信用PCを購入する方にとって、パーツ選びの知識がなくても、ショップが提案する構成から選ぶだけで最適なPCが手に入ります。

さらにBTOパソコンには保証が付いているため、万が一の故障時にもサポートを受けられる安心感があります。

配信を収益化している場合、PCの故障は収入の途絶を意味するため、この保証は非常に価値が高いのです。

また、組み立ての手間がかからないため、PCの知識に自信がない方でも安心して購入できます。

一方、デメリットとしては、自作PCと比較して価格がやや高くなる傾向があることや、パーツの選択肢が限られることが挙げられます。

特定のメーカーのGPUやSSDを使いたい場合、BTOパソコンでは選択できないこともあるでしょう。

自作PCのメリットとデメリット

自作PCの最大の魅力は、すべてのパーツを自分の好みに合わせて選択できる自由度の高さです。

配信用途に最適化した構成を、予算内で最大限に追求できるのは自作PCならではの醍醐味といえます。

また、パーツを個別に購入することで、BTOパソコンよりも総額を抑えられる場合もあります。

将来的なアップグレードも自作PCの方が容易です。

GPUだけを交換したり、メモリを増設したりする際に、保証を気にする必要がありません。

PCの内部構造を理解しているため、トラブルが発生した際にも自分で対処できる可能性が高いのです。

しかし、自作PCにはパーツの相性問題や組み立ての失敗リスクが存在します。

初めて自作する場合、CPUの取り付けやメモリの挿入、配線の接続など、慣れない作業で時間がかかったり、最悪の場合パーツを破損させたりするかもしれません。

また、故障時には自分で原因を特定し、該当パーツのメーカー保証を個別に利用する必要があるため、手間がかかります。

初心者には断然BTOパソコンがおすすめ

配信を始めたばかりの初心者には、BTOパソコンの購入を強くおすすめします。

配信の技術や機材の使い方を学ぶだけでも大変なのに、PC組み立ての知識まで同時に習得するのは負担が大きすぎるからです。

まずはBTOパソコンで配信を始め、PCの知識が深まってから自作に挑戦するという段階的なアプローチが賢明でしょう。

BTOパソコンを選ぶ際には、パーツメーカーを指定できるショップを選択することが重要です。

メモリやSSD、CPUクーラーなどで人気メーカーの製品を選べるショップであれば、品質と性能の両面で安心できます。

また、カスタマイズの自由度が高いショップを選ぶことで、自分の配信スタイルに合わせた最適な構成を実現できるのです。

配信用PC構成の具体例

配信用PC構成の具体例

エントリークラス構成(予算15万円)

配信を始めてみたいけれど、初期投資を抑えたいという方には、15万円前後のエントリークラス構成がおすすめです。

この価格帯でもフルHD配信は十分に可能であり、軽量級のゲーム配信にも対応できます。

CPUにはCore Ultra 5 235FまたはRyzen 5 9600を選択し、GPUにはGeForce RTX 5060を組み合わせます。

メモリは32GB DDR5-5600、ストレージはシステム用に1TB Gen.4 SSD、録画用に1TB Gen.4 SSDという構成です。

CPUクーラーはDEEPCOOLやサイズの空冷クーラーで十分な冷却性能が得られます。

この構成であれば、ApexLegendsやVALORANTといった競技性の高いタイトルをフルHD設定でプレイしながら配信することが可能です。

ただし、最高画質設定では厳しい場面もあるため、中~高設定での運用が現実的でしょう。

ミドルクラス構成(予算25万円)

本格的に配信活動を行いたい方には、25万円前後のミドルクラス構成が最もバランスが取れています。

この価格帯になると、ほとんどのゲームタイトルを高画質設定で配信できる性能を持ち、長時間の配信でも安定した動作が期待できます。

CPUにはCore Ultra 7 265KまたはRyzen 7 9700Xを選択し、GPUにはGeForce RTX 5070Tiを組み合わせます。

メモリは32GB DDR5-5600、ストレージはシステム用に1TB Gen.4 SSD、録画用に2TB Gen.4 SSDという構成です。

CPUクーラーは大型の空冷クーラーまたは240mm簡易水冷を選択すると良いでしょう。

この構成は配信用PCとして非常に優秀で、WQHD解像度での配信にも対応できます。

最新のAAA級タイトルも高設定でプレイしながら配信できるため、視聴者に美しい映像を届けられるのです。

ハイエンドクラス構成(予算40万円以上)

プロの配信者や、4K配信を視野に入れている方には、40万円以上のハイエンドクラス構成が必要になります。

この価格帯では、あらゆる配信シーンで最高のパフォーマンスを発揮し、将来的なアップグレードの必要性も最小限に抑えられます。

CPUにはCore Ultra 9 285KまたはRyzen 9 9950X、Ryzen 7 9800X3Dを選択し、GPUにはGeForce RTX 5080またはRTX 5090を組み合わせます。

メモリは64GB DDR5-5600、ストレージはシステム用に2TB Gen.5 SSD、録画用に4TB Gen.4 SSDという構成です。

CPUクーラーは280mm以上の大型簡易水冷を選択し、ケースもエアフローに優れた高品質なモデルを選びましょう。

この構成であれば、4K最高設定でのゲーム配信はもちろん、配信しながら動画編集を行ったり、複数のプラットフォームに同時配信したりすることも可能です。

極上の配信体験を楽しみたいなら、これ一択。

周辺機器の選び方

周辺機器の選び方

マイクとオーディオインターフェース

配信において音質は映像と同じくらい重要な要素です。

視聴者は画質の粗さには寛容でも、音質の悪さには敏感に反応することが分かっています。

そのため、PCのスペックだけでなく、マイクとオーディオインターフェースにも投資する必要があります。

エントリークラスのマイクとしては、USB接続のコンデンサーマイクが手軽でおすすめです。

Blue YetiやAudio-Technica AT2020USB+などは、1万円台で購入でき、クリアな音質を実現できます。

より本格的な音質を求めるなら、XLR接続のマイクとオーディオインターフェースの組み合わせを検討しましょう。

オーディオインターフェースは、マイクの音声をデジタル信号に変換してPCに送る機器です。

Focusrite Scarlett 2i2やYAMAHA AG03などが配信者に人気で、ノイズの少ないクリアな音声を配信に乗せることができます。

キャプチャーボードの必要性

家庭用ゲーム機の配信を行う場合、キャプチャーボードが必須になります。

Nintendo SwitchやPlayStation 5の映像をPCに取り込むためには、HDMI接続のキャプチャーボードを使用する必要があるのです。

Elgato HD60 S+やAVerMedia Live Gamer ULTRA GC553などが定番のキャプチャーボードで、フルHD 60fpsのパススルーに対応しています。

4K配信を行う場合は、Elgato 4K60 Pro MK.2のような4K対応モデルを選択しましょう。

キャプチャーボードには外付けタイプと内蔵タイプがありますが、初心者には外付けタイプがおすすめです。

USB接続で簡単にセットアップでき、複数のPCで使い回すこともできるからです。

モニター選びのポイント

配信用PCには、最低でも2台のモニターを接続することをおすすめします。

1台はゲーム画面や配信映像を表示し、もう1台は配信ソフトのコントロール画面やチャット欄を表示するという使い方が一般的です。

メインモニターには、リフレッシュレートが高く応答速度の速いゲーミングモニターを選びましょう。

144Hz以上のリフレッシュレートがあれば、競技性の高いゲームでも快適にプレイできます。

解像度はフルHDまたはWQHDが現実的で、27インチ前後のサイズが使いやすいでしょう。

サブモニターは、配信ソフトやブラウザを表示するだけなので、高性能である必要はありません。

60HzのフルHDモニターで十分であり、24インチ程度のサイズが扱いやすいです。

配信ソフトの設定と最適化

配信ソフトの設定と最適化

OBS Studioの基本設定

配信ソフトとして最も広く使われているOBS Studioは、無料でありながら高機能な配信環境を構築できる優れたソフトウェアです。

しかし、初期設定のままでは最適なパフォーマンスを発揮できないため、PCのスペックに合わせた設定が必要になります。

エンコーダーの設定では、NVIDIA製GPUを使用している場合は「NVIDIA NVENC H.264」または「NVIDIA NVENC AV1」を選択しましょう。

これによりCPU負荷を大幅に軽減でき、ゲームのフレームレートを維持しながら配信できます。

ビットレートはフルHD 60fps配信の場合、6000kbps程度が推奨されますが、回線速度に応じて調整が必要です。

出力解像度は配信するプラットフォームの推奨設定に合わせます。

YouTubeやTwitchでは1920×1080(フルHD)が標準的ですが、回線速度やPCスペックに余裕がない場合は1280×720(HD)に下げることも検討しましょう。

フレームレートは60fpsが理想ですが、動きの少ないコンテンツであれば30fpsでも問題ありません。

配信品質とPC負荷のバランス

配信品質を上げようとすると、必然的にPC負荷が増大します。

このバランスをどう取るかが、快適な配信環境を構築する上で最も重要なポイントです。

視聴者に美しい映像を届けたいという気持ちは分かりますが、配信が途切れたりカクついたりしては本末転倒ですよね。

まずは低めの設定から始めて、徐々に品質を上げていくアプローチがおすすめです。

配信中にタスクマネージャーでCPU使用率とGPU使用率を確認し、どちらも80%以下に収まるように設定を調整しましょう。

使用率が90%を超えると、システムが不安定になるリスクが高まります。

ゲーム配信の場合、ゲーム側の画質設定を下げることも有効な手段です。

最高設定と高設定では、視聴者が気づくほどの画質差はないことも多いのです。

むしろフレームレートが安定している方が、視聴者にとって快適な視聴体験につながります。

プラットフォーム別の推奨設定

配信プラットフォームによって、推奨される設定が異なることを理解しておく必要があります。

YouTubeライブは比較的高ビットレートに対応しており、フルHD 60fpsで9000kbps程度まで設定できます。

一方、Twitchはビットレートの上限が6000kbps程度であるため、それ以上に設定しても効果がありません。

プラットフォーム 推奨解像度 推奨フレームレート 推奨ビットレート エンコーダー
YouTube Live 1920×1080 60fps 6000~9000kbps NVENC AV1
Twitch 1920×1080 60fps 6000kbps NVENC H.264
ニコニコ生放送 1280×720 30fps 6000kbps NVENC H.264
ツイキャス 1280×720 30fps 3000kbps NVENC H.264

複数のプラットフォームに同時配信する場合は、最も制限の厳しいプラットフォームに合わせて設定するのが無難です。
または、Restreamのような同時配信サービスを利用することで、プラットフォームごとに最適化された配信を行うこともできます。

トラブルシューティング

トラブルシューティング

配信が重い・カクつく場合の対処法

配信中に映像がカクついたり、フレームレートが低下したりする問題は、多くの配信者が経験するトラブルです。

この問題の原因は多岐にわたりますが、最も多いのはPC性能不足とエンコード設定のミスマッチです。

まず確認すべきなのは、タスクマネージャーでCPU使用率とGPU使用率をチェックすることです。

どちらかが常に100%近くに張り付いている場合、そのパーツがボトルネックになっています。

CPU使用率が高い場合は、エンコーダーをソフトウェアエンコードからハードウェアエンコード(NVENC)に変更しましょう。

GPU使用率が高い場合は、ゲームの画質設定を下げるか、配信の解像度を下げる必要があります。

配信ソフトのプレビュー機能をオフにするのも効果的です。

OBS Studioではプレビュー画面を表示しているだけでもリソースを消費するため、配信中はプレビューを無効にすることでパフォーマンスが改善する場合もあります。

音声トラブルの解決方法

配信中に音声が途切れたり、ノイズが入ったり、音量バランスが悪かったりする問題も頻繁に発生します。

音声トラブルは視聴者の離脱に直結するため、早急に解決する必要があります。

音声が途切れる場合、オーディオインターフェースのバッファサイズを調整してみましょう。

バッファサイズが小さすぎると音声が途切れやすくなり、大きすぎると遅延が発生します。

512サンプル程度が配信用途では適切なバランスです。

ノイズが入る場合は、OBS Studioのノイズ抑制フィルターを適用することで改善できます。

ただし、強くかけすぎると音声が不自然になるため、適度な設定が重要です。

また、マイクとPCの距離を離したり、USBハブを経由せず直接PCに接続したりすることで、ノイズが軽減される場合もあります。

回線速度が不安定な場合の対策

配信の安定性は、PC性能だけでなく回線速度にも大きく依存します。

アップロード速度が不安定だと、配信が途切れたり、画質が劣化したりしてしまいますよね。

配信には最低でも10Mbps以上の安定したアップロード速度が必要です。

回線速度が不安定な場合、まずは有線LAN接続に切り替えることを検討しましょう。

Wi-Fi接続は便利ですが、電波干渉や距離による減衰で速度が不安定になりがちです。

有線LAN接続にすることで、安定した通信が可能になります。

それでも改善しない場合は、配信のビットレートを下げるか、解像度を下げる必要があります。

6000kbpsで配信が不安定なら、4500kbpsや3000kbpsに下げてみましょう。

画質は多少劣化しますが、配信が途切れるよりはマシです。

よくある質問

よくある質問

配信用PCは普通のゲーミングPCと何が違うのか

配信用PCとゲーミングPCの最大の違いは、マルチタスク性能の重要度です。

ゲーミングPCはゲームのパフォーマンスを最大化することに特化していますが、配信用PCはゲームと配信ソフトを同時に動作させる必要があるため、より高いマルチスレッド性能とメモリ容量が求められます。

具体的には、ゲーミングPCでは16GBのメモリで十分な場合でも、配信用PCでは32GB以上が推奨されるのです。

ノートPCでも配信はできるのか

ノートPCでも配信自体は可能ですが、長時間の配信には向いていません。

ノートPCは冷却性能に限界があり、高負荷状態が続くとサーマルスロットリングが発生してパフォーマンスが低下します。

また、アップグレードの自由度が低く、将来的に性能不足を感じても対処が難しいのです。

本格的に配信活動を行うなら、デスクトップPCを選択した方が長期的には満足度が高いでしょう。

中古PCを配信用に使うのはありか

中古PCを配信用に使用することは、予算を抑える手段としては有効ですが、いくつかのリスクを理解しておく必要があります。

まず、保証がない、または短期間しかないため、故障時の対応が自己責任になります。

また、最新のエンコード技術に対応していない可能性があり、配信品質や効率が最新PCに劣る場合もあるのです。

中古PCを選ぶ場合は、少なくとも2世代前までのパーツで構成されたものを選び、信頼できる販売店から購入することをおすすめします。

配信用PCの寿命はどれくらいか

配信用PCの寿命は、使用頻度やメンテナンス状況によって大きく変わりますが、一般的には3~5年程度と考えるのが現実的です。

この期間を過ぎると、新しいゲームタイトルや配信技術に対応できなくなったり、パーツの経年劣化で故障リスクが高まったりします。

ただし、適切なメンテナンスを行い、必要に応じてGPUやストレージをアップグレードすることで、7~8年程度使い続けることも可能です。

配信を収益化している場合は、3年程度でのリプレースを計画しておくと、常に快適な配信環境を維持できるでしょう。

BTOパソコンのカスタマイズで優先すべき項目は

BTOパソコンをカスタマイズする際に最も優先すべきなのは、CPUとGPUの選択です。

これらは後からのアップグレードが困難、またはコストがかかるため、初期構成で妥協しない方が良いでしょう。

次に優先すべきはメモリ容量で、32GB以上を選択することをおすすめします。

ストレージは後から増設が比較的容易なので、初期構成では最低限の容量にして、必要に応じて追加するという戦略も有効です。

CPUクーラーやケースは、標準構成でも問題ない場合が多いですが、静音性や冷却性能にこだわるなら、アップグレードを検討する価値があります。

あわせて読みたい

安心のメーカー選び! おすすめBTOパソコン特集

初心者でも分かるBTOパソコン入門

ゲーミングPC おすすめ 初心者が見落とす重要パーツ3選

おすすめのPCありますか?

ゲームもビジネスも快適に! 万能型BTOデスクトップPC選びのコツ

デスクトップPCガイド

手頃な価格でApex Legendsを快適にプレイできるPC3選

パソコンのTierを知ろう

RTX5060Tiでゲームを楽しむ! ゲーミングPC選びの最新攻略法

デスクトップPCガイド

プロが選ぶ Blender アニメーション制作PC 失敗しない選び方

おすすめのPCありますか?

2025年版 ゲーミングPC デザイン かっこいいモデル5選

パソコンのTierを知ろう

学生でも手が届く DaVinci Resolve 映像編集PC エントリーモデル

おすすめのPCありますか?

時間が限られる社会人ゲーマーにとってRTX5090ゲーミングPCはアリなのかナシなのか

パソコンのTierを知ろう

RX9070XTでゲーミングPCを最適化! 機能と特徴徹底解説

デスクトップPCガイド

静音性にこだわる人のためのELDEN RING NIGHTREIGN最適PC構成

BTOパソコンX

実機検証済み ゲームプランナー向けPCおすすめモデル5選

パソコンのTierを知ろう

最新テクノロジー! Ultra7 265Kで実現する完璧なゲーミングPC

デスクトップPCガイド

ゲーミングPC デザイン かっこいい重視で性能は妥協すべき?

おすすめのPCありますか?

イラストレーター向けPC 2025年版スペックの選び方完全ガイド

パソコンのTierを知ろう

FF14 ゲーミングPC 上級者目線で選んだカスタマイズ構成とおすすめできるモデル

ゲーミングPCおすすめブログ

Ryzen 9800X3Dを徹底解説! ゲーミングPC選びで失敗しないために

パソコンのTierを知ろう

FF XIVを4Kでプレイしたいなら? 自分が必要だった実際のスペック条件まとめ

BTOパソコンX

あなたに最適なゲーミングPC BTO選び 10の重要ポイント

デスクトップPCガイド

初心者向け Unity ゲーム制作PC 失敗しない選び方とは?

おすすめのPCありますか?

セキュリティ強化 ビジネス パソコンで注目すべき機能

パソコンのTierを知ろう

長く使える RTX5070 ゲーミングPC 将来性重視の選び方

パソコンのTierを知ろう

ストレージはどのくらい積む?ローカルLLM用におすすめのSSD構成例

BTOパソコンX

操作性を底上げするValorant用PCスペックを比較検証してみた

BTOパソコンをおすすめする理由

Ryzen 9800X3D搭載モデルの魅力とは? ゲーミングPC選びのポイント

デスクトップPCガイド

ゲーミングPCおすすめの選び方 職種別スペック解説

パソコンのTierを知ろう

長く使える! 将来を見据えたValorant対応パーツ選びのヒント

ゲーミングPCおすすめブログ

社会人ゲーマー向け BTO ゲーミングPC 選定術

おすすめのPCありますか?

研究用途にも活用できる生成AI対応ビジネスPC 高性能モデル7選【2025年版】

パソコンのTierを知ろう

RTX5060Ti搭載ゲーミングPCおすすめランキングTOP10

デスクトップPCガイド

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次