BTOパソコンースペック検討から購入まで

目次

BTOパソコン購入の際の検討は重要です

BTOパソコンがお買い得であるという話を先日しましたが、
そのメリットを最大限に得るためには、
購入するパソコンのスペックをよく検討する必要があります。
なぜか?それは、せっかくBTOパソコンのお買い得さが、
必要のないパーツを取り付ける事で
スポイルされてしまうことが往々にしてあるからです。

パーツの大まかな検討事項

この記事ではパーツの大まかな検討事項について記載します、
詳細な検討事項やスペック検討については、
別途記事を起こす予定ですのでそちらをご覧ください。

CPUの検討

パソコンで行う作業によって異なります、
インターネットやメール、ドキュメント作成などは
Pentiumクラスでも問題ないですが、
ハイスペックなゲームや動画編集、CG作成はCore i7が必須と言えるでしょう。

OSの検討

各種エディションよりも32bitか64bitのどちらを選ぶか?
についてを重視します、メモリの搭載可能な容量が異なるからです。
32bitは4GBに対して64bitは最低16GBからとなっているため*1
現在では利用アプリケーションの都合を除いては、
殆どの人が64bit版を利用しています。
*1:Windows8/8.1は128GBから

メモリの検討

メモリの相場は3年ほど前はとても安かったものの、
2013年の秋に起きた生産国での火災トラブル以降は
大変高い水準になっていました。
ここ最近はその調整から抜け出したのか、
価格が下落傾向にあるようですが3年前の相場には程遠い状態です。
メモリは導入時に想定する最大容量で導入するのが
ランニングコスト的にも望ましかったのですが、
上記理由によりきちんと利用状況を想定して
購入した方がいいという状況になっています。
ハードにPCを利用する人は16GBあった方がいいですが、
そうでなければ8GBでも十分と言えるでしょう。

HDD/SSDの検討

HDDは用途に応じて容量を考慮してください。
パソコンをTVが代わりに利用して録画などを行う際には
録り溜めをしていくとあっという間にHDDを圧迫するので注意が必要です。

問題はSSDの導入で、読み込みが圧倒的にHDDより速いため、
OSはもちろんのことゲーミングアプリなどに絶大な威力を発揮します。
1GBあたりの価格も以前よりはぐっと下がっているため、
256GBのSSDはお手ごろ感がかなり出てきています、
予算が許せばSSDを導入した方がいいでしょう。

ケースの検討

パーツの増設をほとんど検討しない場合には、
キューブケースやスリムケースで何ら問題ありません。
タワー型のケースの価格差は、
材質や内容量の差、ケースの機能に基づくものです。
ケースのスペックを確認して必要な機能を有するケースを選択しましょう。
また、大きさはよほどのことがない限り
ミニタワーからミドルタワーのケースで問題ないでしょう。

電源の検討

ケースに電源が付属してくる場合があります。
キューブケースやスリムケースの場合は専用電源なので仕方がないですが、
タワー型ケースに電源が付属している場合には、
市販の電源に交換した方がいいでしょう。
電源は直接パソコンのパフォーマンスを改善したりはしないため、
目につきにくい部分ではありますが、
一番酷使されているパーツなので経年劣化しやすいというリスクがあります。
ケース付属電源の質があまりよくなかった以前ほどは
神経質になる必要はありませんが、
それでもある程度良い電源に交換しておいた方がいいでしょう。

CPUクーラー/ケースファンの検討

CPUクーラーはCPU付属のリテールCPUクーラーでは、
放熱性に大きな問題があるので、
交換が可能であればぜひ交換しましょう。

ケースファンの増設はケースの状況によります、
デフォルトのケースファンの数がケースの大きさに対して少ない場合には、
増設した方が望ましいでしょう。

CD/DVD/Blu-rayドライブの検討

PCでこれらの映像を見る場合には必須ですが、
BTOパソコンではOSを購入した際にはインストールしてくれるので、
それ以外で出番がないという方には、ほぼ必要ないでしょう。

パーツ以外の検討事項について

パーツ以外で購入時に検討する必要があるものとしては、
「初期不良期間」「保証期間」「追加サービス」についてです。
「初期不良期間」とは商品到着後の動作不良に関して、
ショップ側が諸々の負担を行い修理し客側に再発送する保証となります、
これは期間がショップによって大きく異なるため、
遠出する間に期間が過ぎてしまう…と言ったこともあるようです。
初期不良期間をよく確認しましょう。
「保証期間」には1年の「無償修理期間」が設けられており、
それ以上に伸ばす際にはいくらかの手数料がかかる
といったショップが多いでしょう。
無償修理期間は修理の際の手数料やパーツ費用がかからずに、
送料のみの負担であるショップが多いようです。
必要に応じて保証を追加したりしましょう。
「追加サービス」とは保証以外で追加できるサービスで、
これはショップによってサービスの内容や料金が異なります。
上記の初期不良期間を伸ばしたりするサービスや
保証期間内のトラブルに対する追加対応や
修理中の代替品の送付など様々です。
こちらは主に法人向けのサービスと言えるため、
さほど必要がなさそうです。

まとめ

パーツの選択について、
・必要な個所をスペックアップしそうでないところは何もしないようにする
・必要ないパーツはつけない
・大は小を兼ねるとは言いにくい価格設定のパーツは用途に合わせて要検討
これらを守ればお買い得な買い物になるでしょう。
保証については必要な保証を適宜つける必要がありますが、
基本的にはショップで設定してある最低限の保証で問題ないと思います。

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